春風が吹く

母屋の庭に植えていた山椒の木から、義妹が蕾を摘んで、少し良い肉を買い花山椒のしゃぶしゃぶを作ってくれた。私は生まれて初めて食し、その香りと、口に含むと何とも言えない風味で春の訪れを食卓でも満喫した。この暖かさだともう明日になると蕾が花となり、食べる期を失う一瞬の花山椒の夕食であった。ホタルイカの土鍋ご飯といい、家族での季節の食に舌鼓を打つ。

昨年から書いてきた作業が自分の手から離れ、最終段階に入って少し私の気持ちも落ち着いてきた。これからの作業が大変なのだろうが、早く情報解禁になり、皆さまにお知らせしたい気持ちでいっぱいです。

ただ世の中に平穏な日々が訪れますようにと祈り願う春の一日、一日である。