ラジオドラマを聴いてみよう
NHK-FMシアター
「あの日々たちよ〜詩劇としての」
作/塩見三省
*NHK-FMラジオのサイトにリンクしています
◎同時配信 らじる☆らじる、radiko
◎聞き逃し配信 放送後1週間(らじる☆らじるのみ)
出演/西田敏行 倉野章子 勝村政信
高橋理恵子 入江純 猪野学 三谷昌登
音楽/千代正行 演出/真銅健嗣 制作/藤井靖
病で傷つき、また老いもあり、何かをやるにも人の何倍も時間がかかるし、限られている。
もう無理せずに、何もやらないほうがマシとも言えるだろう。しかしだからこそ、あともう少しの大切な残された時間なのだと、ある種の覚悟を持ったこの時期でなくてはできないこともあるように思えて、脚本という新しい道を、気迫を持ってチャレンジしてみました。
「日常を普通に送れるための祈りとしての物語」を書こうとして、書きました。
こんなにも演劇がマスとして巨大化する前の、「純化された劇」をめぐる【あの時代の演劇人たち、日々たち】への夢と現実が交差した、私なりのオマージュです。
出演に、西田敏行さん、勝村政信さん、文学座の倉野章子さんたち、そして高橋理恵子さん、入江純さん、猪野学さん、三谷昌登さんという力のある仲間たちが、この私の初めてのラジオドラマに集結してくださいました。
ぜひ拝聴くださいませ。
2022年5月 歩キ続ケテ果マデ行ク 塩見三省
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『歌うように伝えたい』塩見三省著
書き下ろしエッセイ集
2021年6月15日発行 四六判上製
発行;(株)角川春樹事務所 定価;1,870円(税込)
*本書についてのお問い合わせは下記へお願い致します
2014年、病に倒れた。思うようにいかない身体。失意の中でどうして私は正気を失わず、また立ち上がろうとしたのか。
闘病、リハビリ、俳優としての復活。これまでの7年間をつぶさに見つめ、過去に寄り添ってくれたあの人たちの思い出を紐解き、この人たちと歩んだ日々を思索する。俳優・塩見三省が自分自身の心と身体に向き合い、真摯な言葉で綴った珠玉のエッセイ集。
目次(抜粋);
◆前書きとして 身体が、手が、足が、うん……。しかし私は生きている。
◆第1章 私の病との闘い 「人生が中断する」ということ、立ち直るということ
◆第2章 病と共に生きるとは 記憶 私の走馬灯
故郷を想う/シベリア鉄道紀行
◆第3章 あの人たちを想う いつまでも忘れないということ
岸田今日子/つかこうへい/中村伸郎/長岡輝子/植木等/大杉漣
◆第4章 この人たちと生きる 生きることへの支えとして
岸部一徳/長嶋茂雄さん/三池崇史/岩井俊二さん/テレビドラマとの交差
◆第5章 夕暮れ時が一番好きだ 気持ちが良いのは少し寂しいくらいの時でもある
◆第6章 静寂と修羅 北野武監督 生き残るということ
『アウトレイジ ビヨンド』北野武監督との出会い/『アウトレイジ 最終章』への誘い
◆後書きとして 傷つき、苦しむものに天使は寄り添う
◆解説「アカペラ」 髙田郁
Profile;塩見 三省(しおみ・さんせい)
俳優。1948年生まれ、京都府出身。同志社大学卒業。舞台を中心に活動を始める。1989年より、つかこうへい作・演出の舞台『今日子』『幕末純情伝』『熱海殺人事件~塩見三省スペシャル』の3連作に出演。1991年、『12人の優しい日本人』を機に映像作品にも活動の場を広げ、2005年、映画『樹の海』で第15回日本映画批評家大賞・助演男優賞受賞。映画『Love Letter』『アウトレイジ ビヨンド』などに出演し幅広く活躍、連続テレビ小説『あまちゃん』の「琥珀の勉さん」役で人気を博した。2014年に病に倒れるも、懸命なリハビリの後、2017年、映画『アウトレイジ 最終章』で復活を果たし、第39回ヨコハマ映画祭・助演男優賞、第27回東京スポーツ映画大賞・主演男優賞を受賞。ドラマ『この世界の片隅に』、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』などに出演。