カテゴリー: エッセイ
私の3月19日、身体の声を聞く。
3月19日、この日は私が病で倒れた日だ。身体に少し不具合が残り人生につまずいた日である。突然日常を絶たれた失意と哀しみ、そして悔しさ。しかし、それらの感情と同時に生命には限りのあることが骨身に染みて、これからの残された私...
「3回目のワクチン接種」で思うこと。
3月1日、3回目のワクチン接種を受ける。前の2回は東京だったので築地の聖路加国際病院のワクチンセンターにて、多人数がシステム化され流れるように接種は終わった。今回は引っ越した横浜で、近所の個人医院で受けた。昔からある医院...
ラジオの日「ラジオ深夜便」より
2ヶ月ぶりにラジオの収録で東京へ行った。感染症の広がりがあったが、S村さんと二人きりでスタジオに入り、マスク、衝立を挟んで万全の体制であった。演劇、映画、ドラマ、リハビリ、大切な人たちのこと、近況など。「ラジオ深夜便」は...
圧倒的な青空を追う。年の初めに思うこと
今年ももう半月が過ぎた。寒くて、街も雪で真っ白になった日もあったが、冬の晴れ渡った青空が綺麗だ。その青に誘われるように近くの小さな公園まで行く。青空の向こうには丹沢山系が横たわり、冠雪した富士山が真正面に座していて美しい...
横浜の「十三夜の月」
横浜に越してきて、一ヶ月が経つ。先日、義妹が車で妻と元町にあるフランスの冷凍食材を扱う店に買い出しに行くので一緒に連れて行ってもらった。久しぶりに快晴の日曜日で、家から30分ぐらいで元町に着いた。何年ぶりかで歩行者天国の...
『歌うように伝えたい』の発売を前に。
画家ささめやゆき様の個展に乃木坂の画廊を訪ねた。この度、私が書き下ろしたエッセイが6月15日に発売になる。その『歌うように伝えたい』の本のカバーにささめや様の絵を使わせてもらった。30年前にやはり、ささめや様が宮沢賢治の...