春風が吹く

母屋の庭に植えていた山椒の木から、義妹が蕾を摘んで、少し良い肉を買い花山椒のしゃぶしゃぶを作ってくれた。私は生まれて初めて食し、その香りと、口に含むと何とも言えない風味で春の訪れを食卓でも満喫した。この暖かさだともう明日...

私の3月19日、身体の声を聞く。

3月19日、この日は私が病で倒れた日だ。身体に少し不具合が残り人生につまずいた日である。突然日常を絶たれた失意と哀しみ、そして悔しさ。しかし、それらの感情と同時に生命には限りのあることが骨身に染みて、これからの残された私...

私たちの望むものは

生きる苦しさではなく 生きる喜びなのだ 私たちの望むものは 人が争い戦うことでなく 人が平穏な日常をおくること                 2022年3月 春

「3回目のワクチン接種」で思うこと。

3月1日、3回目のワクチン接種を受ける。前の2回は東京だったので築地の聖路加国際病院のワクチンセンターにて、多人数がシステム化され流れるように接種は終わった。今回は引っ越した横浜で、近所の個人医院で受けた。昔からある医院...

ラジオの日「ラジオ深夜便」より

2ヶ月ぶりにラジオの収録で東京へ行った。感染症の広がりがあったが、S村さんと二人きりでスタジオに入り、マスク、衝立を挟んで万全の体制であった。演劇、映画、ドラマ、リハビリ、大切な人たちのこと、近況など。「ラジオ深夜便」は...

ある冬の一日

今日は土曜日、義妹が休みの日なので昼食はガレットを作ってくれた。午後は取り掛かっている「ラジオドラマ」の作業をしていると、妻と義妹がニトリで座椅子とか冬に備えての買い物に行くというので、足手まといになりかねないが、真っ青...

横浜の「十三夜の月」

横浜に越してきて、一ヶ月が経つ。先日、義妹が車で妻と元町にあるフランスの冷凍食材を扱う店に買い出しに行くので一緒に連れて行ってもらった。久しぶりに快晴の日曜日で、家から30分ぐらいで元町に着いた。何年ぶりかで歩行者天国の...

本と街

ここ大川「隅田川」の流れと共に暮らし40年を超える。しかしこの秋に横浜に引っ越すことにした。時間はまだあるが、少しずつ溢れ出した本の整理を始めた。狭い家のせいで本が溜まると何年かに一度、本の出張買取のS堂さんに来てもらっ...